2018年12月度 京滋地本の活動
 
12月28日(金)くもり
要求をにぎってはなさず粘り強く闘って要求と権利を前進させた1年!
-2019年を労働者国民の苦難を省みない安倍暴走政治を終わらせる年にしよう-

 今年もあと4日となりました。今年は、6月18日に大阪北部地震、7月3日から8日に西日本豪雨、9月6日に北海道胆振地震や9月の台風21号、24号など大きな被害をもたらした自然災害が相次いで起こった年で、今年の漢字は「災」となりました。
 被害に遭われたみなさんにお見舞いと1日も早い心の安らぎ、日常生活が戻りますことを願っています。
 これらの災害で多くの組合員が自宅の破損などの被害を受けましたが、労働共済の給付金や見舞金で修理費の負担を減らすことができた、と感謝されています。
 6月18日に発生した大阪北部地震では、ちょうどこの日、核兵器廃絶国民平和大行進が彦根市役所から東近江市役所まで行進することになっていましたが、京都から彦根に向かっていた組合員二人が乗っていた電車が、大津駅手前のトンネル内で緊急停止し4時間後に線路上を大津駅まで歩くというハプニング日見舞われました。
 JMITU京滋地本では今年、KSAインターナショナル不当解雇・不当配転の二つの裁判の完全勝利、有期雇用の無期転換や職場のパワハラ解決、定年退職後の一時金支払いなど労働者の権利を守り発展させることが出来ました。
 また、賃上げや一時金で会社の低額回答に対して、要求をにぎってはなさず粘り強く闘った結果、大変厳しい経営状況の零細企業職場でも昨年を上回る回答を実現しました。
 2019年は、消費税10%への増税が労働者国民の生活と中小零細企業の経営破綻を引き起こすことが予想されますが、国民の苦難や、基地も戦争もない平和な沖縄を願う沖縄県民の意思を踏みにじり新たな基地建設、平和憲法を破壊する9条改憲に暴走する安倍政権を、4月の一斉地方選挙と7月の参議院議員選挙で少数に追い込み、消費税増税、沖縄の新基地建設、9条改憲を阻止することを実現する年にしようではありませんか。

 そのためには、強く大きな労働組合を実現し要求を基礎に、野党とも連携し、しっかりとした市民と野党の共闘を実現させなければなりません。
 本年は本当に色々お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
 
 (左)1月14日「機械金属支部新年のつどい」落語会 (右)3月4日西日本集会での地本パフォーマンス
 
 
 (左)3月8日春闘統一行動畑鉄工所分会門前集会 (右)5月1日第89会統一メーデー地本隊列
 (左)7月20日地本大会で選出された新役員 (右)9月1日IBM解雇闘争勝利報告集会(東京)
 
 
 (左)11月23日「団結まつり」で勝利報告するKSA・IBM (右)12月26日地本望年会
 
12月12日(水)くもり
組合つぶしの攻撃をはね返し労働者の権利を守った!
- 全印総連プリントパック分会和解報告集会開催 -

 12月3日(月)京都ラボール会議室において、NET注文印刷
大手のプリントパックで行なわれた、組合つぶしの不当労働行為事件の京都府労働委員会での勝利和解報告集会が開催されました。
 ユニオン京都井上支部長が経過報告を行ない、「プリントパックでは、2013年11月、組合結成と同時に公然化した二人の組合員を配転し、他の労働者と接触させないよう分断、意図的に残業をさせないようにして、それを理由にして一時金の支給をしない、昇給ゼロの攻撃を、おこないました。」
 「これら一連の不当労働行為に対して、2015年9月に救済の申し立てを行い、2016年7月に救済命令が出され、この命令を受けて分会長の差別是正の交渉を行い解決しました。」
 「しかい会社は9カ月後に新入組合員の加入通告をおこなったところ、この組合員に対して常務が脱退を働きかける不当労働行為をおこないました。組合は会社に抗議と謝罪を要求しましたが、応じなかったために2017年12月に再び府労委に救済の申し立てをおこないました。府労委の審問と並行して会社への抗議や、全国のプリントパック社門前での宣伝行動など、をおこない2018年10月に和解が成立しました」
 「この和解で、今後組合員であることを理由として不利益な扱いをしないことを約束させました。この会社で働き続けて良かったと思えるように今後とも皆さんと力をあわせてがんばっていく決意です。」と報告をしました。
 中村和雄弁護士が『プリントパック事件から考える 若者の働き方と最低賃金』と題して講演をおこないました。
 「この和解を契機として、社内で労働組合に対して正当な対応をしたほうが良いということが前進してきていると思います。労働組合としても健全な経営を実現するためには、組合を大きくすることが大事だと考えています。」
 「プリントパックでは、募集要項として賃金23万円となっているが、実際は固定残業代込みの金額で、基本給は最低賃金を十数円上回るだけです。実際の残業は90時間を超えています。2交代制なので原則12時間労働となっており、強制的に4時間の残業が組み込まれているのです。こんな働き方を改めさせたい、との思いで労働組合が結成されたのです。」
 「このような若者の働き方は、結構一般的なものです。残業代込みの賃金制度が労働組合の時間短縮の取組が妨げられる要因となっています。1日8時間週40時間働けば暮らしていける賃金にしていくことが、求めれています。」
 「この5年間正規労働者が増えています。最低賃金は毎年3%上昇していますが、平均賃金は全く上っていません。何故か。若者では自分が正社員かどうかわからない、『名ばかり正社員』が増えているからです。また、年収が300万円以下の個人事業主も増えています。最低賃金と変わらない賃金で働いている労働者が増えている状況の中で、労働組合の活動としては職場の賃上げと一緒に最低賃金の引き上げに取り組むことが重要となっています。」と述べました。
梶川京都総評議長が連帯と激励のあいさつをおこないました。
中山分会長がお礼と支援の訴えをおこないました。
 
 下 (左)若者の働き方講演の中村和雄弁護士 (右)お礼と決意を述べる中山分会長と分会員
 
 
12月4日(火)あめ
あきらめず組合に加入して闘ってよかった!
- KSA勝利報告集会・19春闘討論集会開催 -

 『光陰矢のごとし』今年も1カ月を切りました。師走、12月です。
 12月1日(土)カシフジホールにおいて、京滋地本19春闘第1次討論集会が開催されました。
 山本地本委員長が、開会挨拶を行ないました。
 1部としてKSAインターナショナルの吉村分会長不当解雇撤回、山ア組合員不当配転撤回の二つの闘争の完全勝利の報告集会が行なわれました。
 二つの裁判を担当した市民共同法律事務所の塩見弁護士が裁判の完全勝利の教訓を報告しました。
 塩見弁護士は、「私はこの二つの裁判に参加して何よりも感じたのは、この会社のあまりにひどい労働者、労働組合軽視の姿勢におどろいたと言うより失笑したことです。」
 「吉村さんが団交を通じてパワハラ職場から、配転された職場の上司の証人尋問を行なったときに団交では、会長が吉村さんに十分配慮すると団交で約束しながら、実際には全くその事が職場に指示されていなかったことが明らかになり、この証言で勝利を確信しました。ほとんど不当労働行為性を自白した証言だと思いました。」
 「なによりも良かったのは、最初に私が吉村さんから相談を受けた時には、『死にたい』と言うほど会社に傷つけられ、落ち込んでいたのに3年間の裁判闘争を通してどんどん強くなって、人間の尊厳を取り戻したことです。弁護士を志す学生にこの闘いの資料を読んでもらい、吉村さんの現在の姿をみた感想を聞いたところ、『闘いが人を変えることがわかった』と言いました。」
 「この会社に当面組合員はいなくなりますが、同じ様な問題が起こったときは必ず、労働組合で問題解決を図る労働者が生まれると確信しています。」と報告しました。
 吉村さんが「勝利は支援して頂いた多くの皆さんと塩見弁護士のおかげだと感謝しています。本当にありがとうございました。闘ってよかったなとつくづく思っております。」と、勝利のお礼を述べました。
 不当配転で勝利した山アさんは、「学卒以来働いてきた会社がコンプライアンスが無視される状況になってきたことが許せず、改善しようとしたところ不当にも配転をさせられ悔しい思いをしているときに、吉村さんの闘いから労働組合を知り加入し、闘ってきました。おそらく一人ではこんな結果は残せなかったと思います。これからも労働組合の拡大に協力したいと考えております。本当にありがとうございました。」と、述べました。
 2部は19春闘の取り組みについて討論を行ないました。
 参加者全員でJMITU19春闘パンフレット(全国方針)の読み合わせを行ない、笠瀬中央書記長が方針の解説を行ない太田地本書記長が京滋地本の春闘方針を提案しました。
 討論では、年末一時金の闘いで少数支部分会でも要求実現に向け粘り強く闘い、前進した経験が報告されました。 
 
下 (左)山本地本委員長の開会あいさつ (右)KSA裁判闘争の報告を行なう塩見弁護士
 
 
上 (左)闘争支援のお礼を述べる吉村さん (右)19春闘大幅賃上げがんばろう