2022年3月度 京滋地本の活動
 
3月31日(木)あめ
「戦争反対、平和を守れ」の声を憲法知事誕生で京都から発しよう!
−ロシアの蛮行とめる力は平和を願う国際世論の結集−

 ロシアによる隣国ウクライナの侵略戦争から1か月、今この瞬間にも多くの罪なき子供や市民がロシアの侵略戦争の犠牲となっています。
 第二次世界大戦の大惨禍を経て、国際紛争を武力ではなく、話し合いによって解決するシステムが国連によって作られましたが、アメリカやロシアなど大国のエゴにより十分に機能していません。
 科学技術の進歩によって、世界中の人々が、経済や文化交流によってつながる時代にあって、今回のロシアの蛮行に絶望したり、「軍事力には軍事力で対抗」のような物騒な意見が生まれます。
 しかし。地球温暖化や今回のコロナウイルスによるパンデミック
など、世界連帯なしには解決しえない課題を前に、今回のロシアの蛮行を、平和を望む圧倒的国際世論で戦争を早期に収束させ、ウクライナの人々の一日も早い平和な日常の暮らし実現と、ロシアに対する責任追及が求められます。
 ウクライナの人々は、困難を前にしても、独裁による人権弾圧を拒否して抵抗を続けています。
 これに対し、「犠牲を避けるためにはロシアの要求を飲むべき」との意見もありますが、世界中の「ロシアは侵略をやめよ」の圧倒的な世論が、ウクライナの人々を勇気付けています。
 対してロシアは、今回の蛮行に対する国際世論で国の権威を失墜し、大きな償いをせざるを得なくなります。
 そのことによって生じるロシアの人々の誇りの失墜、経済的損失から、「もう二度と戦争はいやだ」との世論が大きくなって、国際連帯に足を踏み出すことが求められます。
 日本は、77年前の侵略戦争による大きな犠牲の上に立って生まれた平和憲法により一度も戦争によって他国の人々を殺さずに国際的地位を確立し、平和のうちに経済的、文化的な発展をしてきました。
 ウクライナ危機を持ち出し、「憲法改悪」「核保有」や「軍事力強化」の意見がありますが、平和を願う国際世論に依拠して国際連帯を構築する理想論こそ、最たる現実路線です。
 今、京都府知事選が行われていますが、「憲法を暮らしにいかす」を信条に地方自治の精神を貫き、国に対しても「ダメなものはダメ」「府民利益に反する国の政策には、府が独自の施策で補う」ことを実践した蜷川府政の再来が、コロナ危機、平和危機、環境危機時代の今こそ求められています。
 梶川憲法知事誕生で、京都から世界平和・地球環境守れの発信、府民の命と暮らしを守る府政を実現しましょう。
 
 
3月2日(水)くもり
春闘・知事選挙・戦争反対に労働者・国民の良識集め団結して要求実現を!
−今こそ労働組合の力を発揮して平和・賃上げ・政治の革新−

 ようやく春めいて来ました。弥生、3月です。
 コロナ感染者が毎日数万人になり、亡くなられる人も100人を超える状況ですが、政府の取り組みは、成り行き任せの対策感がぬぐえません。
 コロナによる経済活動の停滞で労働者の収入が減る中、石油・原材料高騰によって、食料品や日用品など諸物価が高騰し、国民生活は大変な状況となっています。
 また、侵略戦争の時代に時間を巻き戻す、国連憲章違反のロシアによるウクライナへの侵略に、全世界から厳しい批判と、戦争反対の運動が巻き起こっています。
 こんな大変厳しい情勢の中で闘われる22春闘は、労働組合の真価が問われる闘いになっています。
 すべての労働者の大幅賃上げなくしては、暮らしも日本経済も立ちいかなくなるとの認識は、労働者国民も政府も財界も一致しています。
 しかし、政府も財界も「賃上げの余力がある会社は賃上げを」
のスタンスで、すべての労働者の大幅賃上げには目もくれません。
 一部大企業労働者の賃上げでは、経済再生には寄与しません。
 政府が、思い切った中小企業支援策や消費税の減税を実施し、すべての労働者の大幅賃上げで、国民が将来展望を持つことができるように、立場の違えを超えて労働者が団結し、労働組合が一致して政府に働きかけることが求められます。
 京都府では3月24日から京都府知事選挙が行われます。
 知事選挙には、京都総評議長の梶川憲さんが、府民のいのち・暮らし最優先の府政実現のために名乗りを上げています。
 府市町など地方自治は、国の悪政から府民市民町民のいのちと暮らしを守ることが第一義的な使命となっています。
 しかし、現在の京都府政は、国の出先機関に成り下がり、北陸新幹線延長、リニア新幹線誘致、保健所や公的病院の統廃合を推し進め、府民のいのちと暮らしにを守るどころか、逆に脅威を与え、環境破壊の推進者になっています。
 梶川さんは、長年、労働組合運動の先頭に立って、すべての労働者の権利を守り、労働条件改善のための政策立案や核兵器廃絶など、憲法と平和を守る運動を進めてきました。
 梶川さんは、現在の大変な状況の中で、府民のいのちと暮らしを守る京都府政のトップに最もふさわしい人です。
 JMITUも、春闘と同時に闘われる2022年春闘で、すべての労働者の大幅賃上げと、梶川府政実現に全力で取り組みます。
 3月5日(土)17時から「みやこめっせ」において、府民集会が行われます。