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その昔、荘園の地であった甲南町では、公家にかわって武士の台頭が始まるようになると、自ら武装して土地を守る土豪が生まれた。中世に入るとそれが甲賀武士集団を形成、やがて甲賀流忍者へとなっていく。また、この地では古くから製薬がさかんであり、甲賀忍者は何にでも効くという謎の薬“万病感応丸”や渇き止めの“水渇丸”など、数々の秘伝の常備薬を携帯していた。
一瞬にしてパッと身を隠すことができるドンデン返しと落穴。 |
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忍術の中に察気の術というのがある。例えば夜就寝中であっても外敵の侵入を事前に知る方法であって、敵が侵入するまでに自分達は敵には絶対発見されないよう逃避するからくりの一つである。地下へ降りたり、又カクシ梯子で二階に上り、梯子は敵に利用できないようすぐ引き上げて隠す。 |
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襖を開けると三枚の床板は敵を奈落の底に転落させる仕組みであり、廻転戸は惑わす仕掛けである。ここから二階へ飛び上がることもできる。 |
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縄梯子で三階に通ずる仕組みであり、直接三階から地上に降りることができる。 |
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中二階の一部。ここからは三階にも通ずることができる。敵にはこれができないようになっている。又、正面の板戸を引き開け一階に通ずる。このとき正面の刀掛けには数本の刀が用意されている。 |
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中二階の一部である。中二階には極端に天井が低く作られている。もちろん、武器は使用できないし組打ちする時も敵を不利にする目的でもある。 |