「 恋 」

風花 彩

私は二度と恋はしないと思っていた。
多分二度としないと…。

私は今、『彼』のことを考えている。『彼』が、『あの人』の為に生命を賭けて戦ったことそ知っている。私にとって『彼』は『あの人』と自分との時間を共有する唯一の人間だった。ただそれだけの関係…多分、あの時までは。
あの時、ドアが開かなければ。

その日のレースはイギリスのシルバーストーン。テクニカルコースの得意な彼にとっては、充分力の発揮できるものであり、彼のレース展開は常に安定していて、若干21歳でありながら、既にF1の帝王の名を欲しいままにしていた。
天候は雨。
けれど彼には関係なかった。いえ、雨の中でこそ真の強さを発揮する本物のレーサーだった。
なのに、あの時。
『おっと、雨でスリップを起こしたのか、コースをはずれました。オサム・スゴウ。しかし、すぐにコースに戻ります』
コースを外れたマシンが戻る。ロスタイムも少なく、トップをキープしたままの状態。
薄暗い雨雲が、サーキットを濡らす。
雨足は早く、マシンが通る度に水飛沫があがる。
『雨のスリップ』、実況のアナウンスがそう言っていたけれど、何でもない場所でのスリップ、それも2度も続けてスリップを起こしてあまつさえコースを外れるなど、彼のドライビングテクニックからして考えられはしなかった。
ましてや、マシンの不調など……この私が調整したマシンにトラブルが発生したなんて考えにくいし、トラブルがあれば真っ先に報告なり、センサーなり作動して、ピットに警告が送られるはずだわ。でもそれもなかった。
「オサムさん」
雨の中、私はじっと菅生のマシンを見送る。
私が、何も気付かないと思って?私は貴方がレースを始めた頃から貴方を見ている人間なのよ。今のスリップも、その前のグランプリで他のマシンと接触したのも、すべて貴方の所為。
貴方にはありえないはずの貴方のミス。
信じられないことだとしても、考えられることはたったひとつ。
『菅生修に、何かがあった』

しかし、レースは私の不安を余所に展開し、オサム・スゴウは、他の追従を許さない見事な走りでトップで、チェッカーフラッグを受けたのだった。
だからこそ、こんな些細なことには誰も気付かなかったのだろう。監督や他のチームメイトも気付かない。この私ですら、今まで分からなかったのだから。
あの走りに、僅かなミスの中に真実が見えなかったのだ。

私とスゴウ…菅生修は、ひとつのチームで、一人の人間を介して出会った。
オーバルエンタープライズ社のフォーミュラ部門。
私は、既に『あの人』に見出され、サイバーフォーミュラのサイバーシステムのアシスタント及び、マシンデザイナーとして参加していた。そう『あの人』…風見広之という今世紀最大の天才ともいわれる『あの人』に見出され、サイバーシステムの『アスラーダ』の開発と、それに相応しいマシンの開発プロジェクトのチームのひとりだった。
人と機械とのコミュニケーション、相互理解。それによる人とマシンとの可能性を引き出す。なんて素晴らしいことなのかっ!
私は『あの人』の夢と熱意に圧倒された。
私にとって、『あの人』が目指し、語りかける、理想と夢の「アスラーダ」に魅せられ…実家の猛反対を振り切り、地位も投げ捨てても、私は『あの人』と一緒の夢を追いたかった。その為には、すべてを投げ出してもかまわない。
夢を追う。
そして…少年のよう夢を追う『あの人』に、私はいつしか恋情を抱いていた。好きだった。本当にっ!
『あの人』には大切な人がいることは分かっていたけれど、この場所にいる私だけが、『あの人』の夢と時間を共有することができる聖域なのだ。それだけでよかった。『あの人』は、もしかしたら私の恋情に気付いていたかも知れないけれど、ただ優しく微笑んでくれる、それだけで幸せだった。
そんな時、彼…菅生修に出会った。
カテゴリーが違う、フォーミュラ1のレーサーとして。
彼はもうひとりのレーサーE・ブーツホルツと比べても遜色ない、いいえ、それ以上の素晴らしいレーサーだった。そして『あの人』の親友の息子であり、その走る姿を『あの人』が我が子のような目で見守っていた人間だった。
そう、私の目から見ても、これ以上ないほど完璧に走りを見せて…どんなマシンですら、彼の走りについてはいけないのではないかと思うほど、力強く美しい走りをしていて。
マシンデザイナーであれば、彼に自分のマシンに乗って欲しいと思うほど。
「アスラーダに乗る人間も、あれほど見事な走りをしてくれれば、最高でしょうね」
「そうだね。クレア…だが修くんは、F1を愛しているから仕方あるまい。私のシステムはサイバーフォーミュラを一番に愛している人間が、ドライバーの最優先事項だからね」
「ええ、それはそうです。ミスター・カザミ」
そんな言葉に『あの人』は静かに笑っている。

でも、ある嵐の夜。
突然、『あの人』は私の許へやって来た。ただ私に『アスラーダ』のことと、研究所をやめるように言うと雨の中を駆け出した。何か言いたくてもあまりに時間は短すぎて、ひとり残された私にはどうしようもなかった。

そして……『あの人』は死んでしまった。

オーバルエンタープライズのフォーミュラ部門の管理官スミスは、『あの人』の死を公に隠し、なおもサイバーシステムの開発を続けるように指示したが、天才風見広之があってこその『アスラーダ』のプロジェクトチームは、やがて解体され『ミッショネル』に吸収されたらしい。
私は、『あの人』が死んだと同時期に失踪した彼、菅生修からの連絡を受けて、オーバルエンタープライズ社に辞表を提出したから、それ以上のことは分からない。
スミスが私の消息を捜したのと同じように。
情報2課のスミス管理官は『あの人』を殺した。
私たちの夢『アスラーダ』を軍事利用しようとし、それを守ろうとした『あの人』は反対に殺されてしまった…それを知った時、私は目も眩むような憤りにうち震えた。
許せなかったっ!『あの人』の夢を踏みにじろうとした存在を。『あの人』を殺したスミスをっ!
その怒りは…彼のものでもあった。
この真実を教えてくれた彼、菅生修もまた、スゴウのマシンとなったアスラーダを守る為に名を変え、ユニオンセイバーのCFドライバーとして参戦しながら、私もユニオンセイバーのマシンデザイナーとして、共に、スミスの悪事を暴く為に協力しあうことを決めた。
それが私と彼に出来る精一杯のことだったから。

そして、ユニオン社の財力をバックに、私たちは情報と不正行為の証拠を収集した。
それが十分にチームオーナースミスを失脚させるものとなった頃。CFの第3戦ブラジルグランプリ後のカナダで、突然のスミスの死と、彼の事故で幕を降ろしたのだった。

ニュースでは、ナイト・シューマッハこと菅生修は、全治3ヶ月の重傷であった。
「これでよかったんだよ。クレア」
けれど矢もたてもたまらず病院へ見舞いへ行った時、私を見ながら、これ以上ないほど彼は優しく笑っている。
「オサム」
「これで『あの人』の夢も努力も報われるはずだ。だからクレア、君の役目も…いや、もう君も泣いていいんだよ」
「えっ」
「クレアはよく耐えたと思う。恋…を失ってしまったのに、よく夢をなくさないでいてくれた。きっと風見さんも喜んでくれると思うよ」
そう修に言われた瞬間、私は本当にもう泣いてもいいのだと思った。
涙が零れる。
ベッドに座っている彼にすがって私は激しく泣いた。どうして今まで耐えられたのか分からないぐらい、どこからこんなに涙があふれてくるのか分からないぐらい、激しく泣いた。
そんな子供のように泣きじゃくる私の頭を、優しく撫でてくれた青年。
いつまでも、いつまでも。
そんな彼は私にとって、信頼関係で結ばれた共に戦う者、同志であり、激しい痛みと深い哀しみと、懐かしい時間を共有する、たったひとりの優しい友人でもあった。

クレアは歩きながら考えていた。
彼が、今までにない走りをする。
私にはどうしても分からない。ただそれは、私が『あの人』を失った最後の夜、嵐の中に消えていった 『あの人』を見送った時と、今…心のどこかにある胸騒ぎに似ている。
レースが終わった後の彼の控え室へと向かった。
外は雨が降り続いて、レースが終わった観客席も人はほとんど残っていず、また自分たちのチームの人間も撤収作業に追われて、クレアがひとり控え室に向かったことにも気付きはしない。
ざわめきの中。
「ミスタースゴウ」
ドアの前に立つと、クレアは彼の名を呼ぶ。
だが返事はない。
「オサ…ム」
クレアは意を決して、ドアをノックしようとした。その時だった。
呻き声、違う泣いている…声が、聞こえるっ!
ドアの向こうに確かに、低い呻くような声が聞こえてきたのだ。思わず、ノックしようとした手が止まる。
オサムさん。
『何故……』
クレアは大きく目を見開いた。それは低くて苦しげなものであったが、明らかに菅生修の声だったのだ。
『何故、私だけがっ!』
そう叫ぶなり、何かがガシャーンと壊れ落ちる音がした。
『何故、私だけが…走れないっ!どうしてもう、私だけが走れないんだっ!』
ドンドンと、自分が開けようとしたドアが激しく揺れ、拳を叩きつける音が響き渡る。
何度も何度も運命を叩く律。そして、悲痛に呻く声がほとばしると、すりガラスに映った青年の影がゆっくりと崩れるようにおりていく。
『俺、ニハ…見エナ……イ』
さながら劫火に焼かれるような苦痛と悲鳴。その声を聞いた瞬間、クレアは絶句してしまう。
『走りたいっ!俺は、ただ走りたいだけなのに…くそう』
クレアはドアを、いやドアの向こうにいる存在を凝視するように見つめて、動けない。
まさか、目が見えない…というの?嘘でしょうっ!
激しい雨音。
雨足が一段と早くなって、どこかで撤収作業を急ぐ声が聞こえる。けれどクレアの意識は、もうドアの向こうにあるものだけしか聞こえも映りもしない。
崩れ落ちるように倒れた青年は、そのまま床に押さえ切れぬ怒りをぶつけているのだろう。肉が裂けているのではないかと思うほどの、痛みを帯びた音が聞こえる度に心臓が止まるかと思う。
どんな時にも、これほど取り乱して、自分の心のうちを暴露して、怒りを、悲しみを、苦しみを、こんあレーサーには許されない行為を……そうせずにはいられないほどの思いをぶちまけたことなどないだろう。
おそらく誰一人として聞いたことのないだろう、嗚咽の声。永遠に誰にも聞かせることなどなかったのだろう、心の奥の隠した秘密。
身体に浴びる苦痛など生易しい嵐のような激情。
『何故、私はただ走りたいのに…私は』
そう呟くと、今までの激しい慟哭が嘘のようにシーンと静まりかえった。
「スゴ…ウ」
何故、彼がそんなに泣くのか…私は聞いてはいけなかったのかも知れない。私は彼の秘密を知ってしまったのだ。彼が、望むものではないものを。
私は、菅生修という人間を知っているつもりだ。彼は決して他人に苦痛を訴えることをしない。それがたとえどんな辛さからきたものだとしても、自分の中の甘えを許さない人種だからだ。己の中に弱さも甘えも妥協も許さない、だからこそ他人にも冷たく、そして優しくできる人間なのだと思える。
己の中の弱さを常に捩じ伏せる、昨日の自分を捩じ伏せる人間、それが菅生修という為人であった。
部屋の中に、長く重苦しい静寂が流れた後。
不意に、すりガラスに人影が浮かび、ドアノブをまわす音がした。
『ドア、ガ…開ク』
その時、何故かクレアの心の中にある予感があった。今、この瞬間にわきあがった漠然とした予感・・のようなものにクレアは捕らわれようとしていた。
私は……きっと、捕らわれてしまう。
ドアの向こうにいた人間は、すりガラスを通してじっとこちらを見ているような気がする。自分の気配を感じ取っているのだろうか。
本当は、すぐにこの場所を立ち去らなくてはいかないのだろうと思いながらも、クレアは微動だにも出来ない。理性とは別の感情によって。
別の感情。心について離れない予感、それは多分。
『私ハ、キット恋ヲスル』
「………」
ゆっくりとノブがまわる。クレアは、ただじっと動くこともしないまま、そのドアがゆっくりと開かれる様を見ていた。そして、ドアの奥に長身の青年が現れたのを認める。
狂おしい…激しい戦慄。
彼を見た一瞬、クレアの目が一段と大きくなって、言葉を出そうにも、咽喉がはりついたように熱くて出なかった。
ワ・タ・シ・ハ・キ・ッ・ト
現れた菅生修には、一滴の涙も浮かんではいない。あの部屋の中で聞こえた慟哭が嘘のように、いつもと変わらぬ穏やかな表情であった。そして、それは彼女が想像していたよりもはるかに鮮烈な印象だった。
思わず息を飲む。
「クレア」
菅生修は、静かに彼女の名を呼ぶ。
すると、クレアはただじっと彼を見つめて首を横に振った。唇が震えて言葉は出ない。
それに答えるように小さく「そうか」と呟くと、青年は彼女の肩に手をおいた。それはまるで彼女をいたわるように優しい。
その言葉には、すべてが含まれている。菅生修もクレア・フォートランも、互いに状況と感情と、現実と事実を理解していた。その理性があるからこそ、修とクレアの絶対的な信頼関係と友情が成立しているのだから。
けれど、クレアは顔を背けた。
どうして、どうしてそんなに優しく微笑めるのっ!どうして私に優しくするのっ!痛いのは・・苦しいのは、貴方の方なのにっ!私は…
ただ、あまりにも痛い思いをやるせなさをどうすればいいのか、クレアには理解らなかった。
「クレア」
さっきまでの激情が嘘のような、菅生修の穏やかさ。
はっと弾かれるように、クレアは彼を見上げた。
黒というよりは茶色に近い、澄んだ優しい眼差しに、強い光が現れる。それはあのレースに臨む時の心の透明感と激しい闘志に満ちた不思議な瞳……夢を追い続ける者の…挑戦者のものだった。
「私は、もうすぐ視力を失い…走れなくなる…だが、私は負けない」
「オサム…さん」
「私は、まだ大丈夫だ」
そう言って、口元に淡いものを浮かべた。人として優しくもあり、男として強くもあり、自分自身に対しての自信にあふれたそんな微笑み。
その瞬間、クレアの心の中で何かが弾ける。
限りなく強靭な意志、あくまでも戦う者の不屈の闘志、夢を追い続ける男の眼差し。その菅生修の姿はクレアの中で何かと重なった。
私は…きっと。
青年を映した大きな緑の瞳から、ぽたりと涙が伝い落ちる。
すると、菅生修はクレアの細い肩においた手で軽く叩いて、少しだけ、力を込めて抱いた。
「だから…」
「だから?」
抱かれた肩にクレアは自分の手を添える。
温かな手。戦う人間の手。
視線を青年の手に落して、重ねた部分から青年の意志を感じ取る。そして、クレアは深く息をつくと、今度こそまっすぐに菅生修の顔を見つめた。
そらされぬ互いの視線の中に、二人の医師が交差し合う。
ふたりの言葉はそれ以上なかった。菅生修は、もう一度静かに微笑みかけると、肩においた手を離して、クレアを残し歩き始めた。
その廊下を抜けると、ガラス扉が開かれたままで外に通じる。青年はそのまま白く景色を変えている、どしゃぶりの雨の中へと歩いていく。
クレアは菅生修の手が離れた肩を、残った自分の手で抱くようにして、雨にうたれる彼の姿を見送るしかなかった。

「だから…?」
ぽたり、ぽたり…ぽたり。
そのきれいな瞳から涙が後から後からあふれてきて、クレアの頬を濡らす。とめどもなく痛みに似た狂おしい感情の波が、容赦なくクレアの心に押し寄せる。
私は、今、彼に…恋をした。
『あの人』と最後にあった嵐の夜。貴方は「あの人」と同じ表情をしていたのよ。『あの人』も貴方も万事休すの状態、そう絶望と戦い、夢を諦めないそんな顔をしていたのよ。
私は、そんな男に恋をするの…激しく、痛いほどの恋をしてしまう。
「でも」
恋の痛みは、もう二度と味わいたくなかった残酷な運命に等しい。クレアは菅生修に恋をしながら、同時に失うものの代価に苛まされる。
分かっているわ、クレア。『あの人』と、彼は違うことを。ただあの瞬間でなければ、きっと恋はしなかった。でも、彼に恋をすることがどういう意味なのか、私には理解っている。
彼は、レーサーとしてのすべてを失ってしまうのだ。
彼は、菅生修は生きていく意味のすべてをなくしてしまうのだ。夢を諦めない、そんな生きていく誇りをなくすまいとしながら。
そんな、夢を諦めない人間に恋をしてしまうのに。でも私は恋する人間の、夢を奪われる哀しみを見送らなくてはならないのよっ!
『だから』
菅生修の言葉が耳にこびりついている。
『だから』私にどうしろというの?この私にっ!私には失っていく絶体絶命の時に、側で見ていることしか許されない。彼の顔見た瞬間、私は恋してしまったと同時に、『だから…』というあの一言で、私の恋は、愛には決して変わらないことを知ってしまった。彼が私に求めているのは、愛でも、恋でもなく、安らぎでもなく、最後の協力を求めているのだ。
「痛いわ、痛すぎるわ」
涙が止まらない。
彼は私の涙にさえも優しかった。それは私に彼を泣かせてあげられることは出来ない…女として、安らぎを与えてあげられもしないから。彼は私に、それを求めてはいないのだ。
貴方は永遠に誰にもよりかかることなく、たった独りで生きていくの?私はそれを見守ることしか出来ないのに、いえ、出来ないけれど、貴方に耐えられることを私に耐えられないわけはないわ。それでも…もし、彼が慟哭をあげられる人間がいるとすれば、どんな人なのかしら?
白い雨の中に、菅生修の姿は消えていく。クレアは震える肩をせめて堪えながら、きれいな緑の瞳を閉じる。そして涙の雫に残った彼の強く激しい人間の姿を思う。
それでも、私という場所は誰のかわりにもなれない。『だから』貴方が私を求める限り、私は貴方のパートナーとして最高の人間になるわ。
「決意しよう。私も…貴方が選ぶ道を、ただ見守ることしか許されないとしても」
私は彼の最高のパートナーになるしかない。貴方の為にたった一つ出来ること。私の恋はそうやってつなげるしかない。あなたにとって、最高のパートナーでいることが、私にとっては貴方への思いを貫くことになるの。
「オサム」
『だから』……私は…痛いほど貴方に恋をしてしまった。

END

管理人より

 ダブルワン発売当時、修の強さとその矜持、すべての過程を一番近しいところで見ていたクレアの想い、というものを描きたくて、彩さんへの電話で熱く語ったあげく原稿を強奪。本にするはずが、日の目をみないままに…。
ワタクシはまごうことなき加賀フリークですけれども、ダブルワンにおいては修の想いというものをもう少し掘り下げて欲しかったし、帝王ぶりをもっと発揮しても良かったかと思います。そういうことで、様々な人物の視点と、その人物に関する修、という話を彩さんが書いてくださったものを今回こういった形にできたのは喜ばしいことです。あと3作品、どうぞお楽しみいただけますように。