烏帽子岩の東に磯崎神社があり、日本武尊をまつっています。
地元には、日本武尊が坂本(琵琶湖の南)より船で松原(彦根市)に上陸して、
伊吹山の賊を討ったが、熱病にかかって居醒の清水(醒ヶ井)で回復したものの
磯山近くで亡くなったとされています。
墓印に置いた岩が烏帽子岩とされています。


左の歌碑には

「磯前(いそのさき)漕ぎたみ行けば、近江の海、
八十
(やそ)の港に鶴(たづ)さはに鳴く」

と刻まれています。
これは、高市連黒人(あけちのむらじくろひと)の旅の歌の一つです。(万葉集)

ここは、磯山の岸壁が湖岸に迫っており、
船を漕いで回らないと行き来できなかったということです。