魚道をつくって、魚のゆりかご水田に挑戦(2020.2.23)

 昔の魚たちは、田んぼと水路が近い関係にあったため、大雨等に乗じて田んぼへ入り、あたたかな安全な田んぼで産卵して子育てしていました。
ほ場整理が進み、田んぼと排水路の高低差が大きくなり、魚たちは田んぼへ入れなくなってしまいました。
 近年その姿を復活させようと、魚たちの遡上できる「魚道」を作り、田んぼを小魚たちのゆりかごとする取り組みが進められています。
 私たちメダカの学校小田分校も、東近江農業農村振興事務所田園振興課のご協力のもと、「小田町の農地と環境を守る会」と共同で、今回木製の魚道を設置しました。

 
田んぼのすぐそばには、小魚たちが群れる川が流れています
 

 
大雨が降ったときなどに、田んぼからあふれる排水に乗って、この魚道を魚たちが遡上します。
 
まずは2カ所の魚道を設置しました。田植え後の雨の日が楽しみです。
みなさん、ぜひ観察に来てください。魚たちの遡上する姿が見られるかもしれませんよ!


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