いのちの学習2014.12.13

 「いただきます」からはじまり「ごちそうさま」で終わる毎日の食事。たくさんの尊い「いのち」の犠牲のうえに、私たちの「いのち」が支えられていることを、子どもたちに体験を通じて考えてもらうことを目的に、「いのちの学習」を実施しました。
 今回はニワトリを題材に、生きものとのふれあいから食肉にして食べるまでを体験し、その後お寺のご住職に「いのち」の尊さや、「いのち」をつなぐことの大切さなどについてお話しいただきました。食事の後に子どもたちに簡単な感想文を書いてもらい、おうちでの会話につなげていただきます


最初に毎日食べているいつものおかずを、写真を見て分類分けするゲームです。
どのおかずにも、たくさんの生きものが犠牲になっていることがわかりました。

次に鶏とのふれあいタイム
捕まえて体温を感じ、自分より暖かいことを実感しました。
  

その後は、いよいよ解体作業です。可哀想な瞬間ですが、現実と向き合いみんなで解体します。

    

 
 完全にお肉になったところで、調理している間、小田町宝泉寺のご住職 池上良慶さんに、命の大切さや毎日の食事について子どもたちにお話戴きました。
鳥も魚も、虫も人間も、一人に一つしかない命だから大切。その一つしかない命を奪って食べなければ、私たちは生きていけない。お肉になった鳥たちは、僕の命を食べて、がんばって生きて行ってね、といっている。だから、みんなはがんばって毎日を生きていかなければならないんだと。
 その後の食事会では、みんなの好きな鶏の唐揚げや鶏の炊き込みご飯など。もちろん犠牲になってくれた鶏に感謝して「いただきます」「ごちそうさま」を言って残さず戴きました。
 最後には子どもたちに感想文を書いて頂きました。
 
なお、今回のイベントに対し趣旨をご理解頂き、大切な鶏をお分け頂きました野村町のタマゴランドミサキ様、スタッフ一同心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

   

 ※タマゴランドミサキ 
  平飼い・・・大地の上で毎日が運動会。(ストレスなく健康に育っています。)
  安全飼料・・・遺伝子組み換え作物及び製品は一切使用しておりません。薬品も不使用。


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