たのしくふれあう川と道の学校(竜王分校)2005.3.20

 昨年10月の桐原分校に引き続いて、日野川沿岸に在住する小学生を対象に、川と道の学校体験学習が開催されました

サッカーグランドやゴルフ場が整備された下流域

 はじめにバスに乗って日野川の河口から堤防沿いに上っていき、県の工事担当の方から日野川改修について説明を受けました
なぜ改修が必要なのか?どのように改修するのか?改修で私たちの暮らしはどのように変わるのか?など、詳しくお話しいただきました

 

 次は私たち小田分校の出番です。いつものようにこどもたちは、待ってましたと言わんばかりに、早速アミとカゴを持って生きもの調べに向かいました

捕まえた生きものをみんなで発表しあいました。一番多かったのはカワエビでした。他にもタナゴやメダカ、オイカワ、ゼゼラなど、水が段々温かくなってきたせいか、生きものたちも姿を現してきました

  

 前日に捕まえて水槽に入れた魚たちも、みんなの興味をひいていました
一匹ずつ自家製の同定容器に入れて観察もしました

その後は、川の水質調べです。パックテストを使ってCOD(川の汚れ)やph(ペーハー),透視度などを調べました
きれいに見えても、下流の川の水は上流の生活排水の影響を受けて汚れているんだということを、みんなで再認識しました
そして、そんな川でも生きものたちは一生懸命生きているんだということを、改めて知ることができました
 

 

今回の川と道の学校では、昔の食文化と川の関わりをテーマにしています
そこで昔から日野川で漁に使われてきた漁具(魚を捕まえる道具)を使って、実演しながらの説明です
投網が一面に広がると、子どもたちは興味津々でした

 休憩ではこの地域で昔から食べられてきた「なれずし」(ウグイとアユ)をみんなで試食しました
臭いとか塩辛いなどと言いながらも、参加した子どもたちのほとんどが食べ、おかわりする子までいたのには驚きました

その後は町内の小川を散策し、カワトやメダカ池を回って終了しました
半日という短い時間でしたが、日野川の環境にふれてもらえたことは有意義だったと思います

小田神社前で記念写真


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