第6回日野川メダカシンポジウム2006.11.18

 第6回を迎える日野川メダカシンポジウム。
今回のゲストは、滋賀県内で野鳥をはじめとした動物の生態について、ビデオ撮影を続けておられる「動物写真家 岡村秀俊様」をお迎えしました。

 岡村様には、現在改修工事が進められている日野川の野鳥を中心に、映像を交えてお話し頂きました。
鳴き声は聞いたことがあっても、姿を見たことのない鳥たちや、県内でもごく僅かしかいない鳥が、この日野川流域にたくさん生息していることを知り驚きました。特に「トラフズク」と呼ばれるフクロウの仲間も現在激減しており、それらの鳥たちが野ネズミを補食してくれているお陰で田畑にはネズミが少ないけれども、この鳥たちがいなくなればネズミが増え、駆除のために農薬の使用が増えて結果として人間に返ってくるのだということでした。野鳥たちが、毎日毛虫などを食べてくれているおかげで、環境のバランスが保たれていることが改めてわかりました。

これからの改修工事と環境の保全(人間との共生)について改めて考えさせられました。

トラフズクの貴重な映像(解説:岡村様)

次に北小、5年生の「不耕起による田んぼの学校」発表会です。

みんな田植えから稲刈りまでの体験を生かして、たくさんの研究成果を発表してくれました。

そして、不耕起栽培のご指導をいただいた中村先生の「耕さない田んぼ」の講演には、地球環境を考え、たどり着いた先がこの不耕起である理由を、わかりやすくご説明いただきました。
参加いただいたみなさんには、なぜ北里小学校は「不耕起」の田んぼの学校を続けているのか、少しはご理解いただけたのではないでしょうか?

5年生の研究発表も、年々ハイレベルな内容になってきて、私たち大人も教わることがたくさんあります。


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