第2回 日野川メダカシンポジウム
田んぼの向こうに世界が見える 2003,2,15
日ごろの活動の成果をみんなで話し合い、発表しあう「第2回日野川メダカシンポジウム」が、地元北里小学校で開かれました。
この1年間5年生のみんなは、総合学習で不耕起栽培水田を通して貴重な体験をしました。その発表とともに、これからどのようにして環境を守っていくべきかを、みんなで話し合いました。
最初に、1年間通じて不耕起栽培についてご指導いただいた中村治一先生に講演頂きました。
田んぼで繰り広げられる生きものの多様性や、不耕起稲作と慣行稲作の違いについてお話していただきました。子どもたちはもちろんのこと、保護者のみなさんも実に興味深くきいていただきました。
次にメダカの学校小田分校で、ずっと継続して小田の水質や生き物調査をしてくれている藤原弘一くんに、調査の経過報告をしていただきました。
その後、5年生のみんなによる発表がありました。
不耕起栽培稲作の体験を通じて、自分たちが感じたままをまとめて発表してくれました。
また、グループごとに分かれて、ポスターセッション形式での発表もあり、お米に関して様々な角度から研究をしていたことが、会場のみんなにとても興味をひいていました。
次に八幡西中学校科学部のみなさんが、メダカのその後の調査研究結果を発表してくれました。昨年に引き続きメダカを研究され、その成果発表が県教育長の最優秀賞を受賞したほどです。
どうかこれからもがんばって欲しいと思います。
そしてメダカの学校小田分校の活動報告が済んだ後は、パネルディスカッションです。
パネラーに北小の佐野先生をはじめ、中村治一さん、大谷一弘顧問、高畑校長を迎え、この一年間を通じた感想や、これからの提言などをみんなで話し合いました。
最後はお待ちかね、不耕起栽培おにぎりの試食です。当日は日赤奉仕団の方々にご協力頂き、おにぎりを作っていただきました。みんなおいしく頂きました。
さて、おにぎりだけではイマイチ・・・、ということで今年も竜王町そば振興会の協力で手打ちそばの体験試食会を行いました。
講師のおじさんに教わりながら、手打ちそばの体験をしました。自分で打ったそばの味はいかがかな?
シンポジウムに際して、様々な機関の皆様にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
この事業は競艇の交付金による日本財団の助成を受けて実施しています