第3回 行くぞ日野川探検隊「びわこを探検しよう!」
2003,8,3

            これまでの日野川探検隊は、私たちの町を流れる小川の水が、
            いったいどんなところから、どんなところを通って来ているのか?
           を調査してきました。今回は、その水がいったい何処へ行って
        どんな風に変わっていくのか、日野川の水の行方について
     探検しました。                      

         今回は、滋賀県環境セミナー船「みずすまし」に乗船して、
           日野川の河口をはじめ比良沖や雄琴沖まで移動して、
    水質や生き物(プランクトン)調査をしました。   
                    

         初めてでた湖上での調査に、最初は少し緊張ぎみでした。
        顕微鏡で見たプランクトンは、みんなが今まで見たことの
       ない世界です。環境アドバイザーの方や船員さんに説明を受けて、
  みんな興味津々で聞き入っていました。また、水深50mの
水を口に含んで、その冷たさを実感しました。
プランクトン調査では、専用のネットで救っただけで
こんなにもたくさんのプランクトンが琵琶湖にいることに
みんなすごく驚きました。

発見した琵琶湖のプランクトン

植物プランクトン オビケイソウ
アファノカプサ
ビワクンショウモ
ミクロキスティス
ミカズキモ
メロシラ
ハネケイソウ
スタウラスツルム
++




++

+++
動物プランクトン カメノコワムシ
ケンミジンコ
カイミジンコ



中間種 ヒゲマワリ
ミドリムシ

下の写真は、最近少なくなってきているビワクンショウモで琵琶湖の固有種です

    

  

      そして、いつものようにPHやCOD、透明度などを調べて比較しました。

調査ポイント 日野川河口 比良沖(水深50m) 雄琴沖
気温 27℃ 27℃ 28℃
水温 27℃ 10℃ 28℃
水の色 透明 透明 透明
透明度 4m 4m
PH 7.5
COD

以外にも汚いといわれている南湖の水質より、日野川
河口の水質の方が悪い結果が出て、みんなびっくりです。

    湖上調査のあとは、琵琶湖の生態系を学習しようと
    『琵琶湖博物館』へ向かいました。今回の探検隊は、
     乗船人数の関係で2班編制としていたため、ここで2班と
     乗船を交代しました。                    

               博物館でみんなに大人気なのは、何と言っても水族展示コーナーです。
           淡水魚の泳ぐ水の中を、通り抜けるトンネルや、魚の目線になる
              コーナーなどは、みんな大喜びでした。 プランクトンのコーナーでは、
            先ほど船で調査したものと見比べて、他にもたくさんのプランクトンが
            いることや、そのバランスによって水に臭いがついたり魚が死んだり
することなどを学習しました。            
    

当日お世話になりました関係各機関の皆様、どうもありがとうございました。

この事業は競艇の交付金による日本財団の助成を受けて実施しています


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