特別企画 コンポスト 比較レポート
パフィオペディラムの栽培で、悩む一つがコンポスト(植え込み材)ではありませんか。入門書などにかかれていることは、大体同じかと思いますが、最適なコンポストがどれなのかは、すごく気になるところですね。もちろん、水遣りの量や回数、それぞれの栽培環境などによってコンポストが合う場合と合わない場合が出てくるかとは思いますが、今回は、いろいろ混ぜているミックスコンポストとバーク単用を、一つの種について比較実験を行い、どの材質が良いのかを考えてみることにしましょう。ついでに、腰水についてもどうなのかを調べてみようと思います。
まず、どの種を選ぶかと言うことですが、なにぶん予算の関係で、何株も入手できる個体が限られてきます。また、別個体よりも、同種であり同個体のほうが比較がより正確ではないかと考えましたので、今現在、大株で、株分けできる個体を選びました。また、株分け時にすべての株が同条件(根の数やリーフスパンなど)になるほうが良いでしょう。このようなことから、ちょうど大株のPaph.bellatulumがあったので、4月28日に、この株を株分けすることにしました。
ただ、以前にも、bellatulumの大株を、株分けしたことがあるのですが、約半数の株を、枯らせてしまいました。これには、時期的な問題もあったのでしょうが、今回、このレポートが何らかの結果が出て終了するまでに、肝心の株が、枯れてしまうかも知れません。企画倒れにならないように頑張りますが、そういった場合は、bellatulumの株分け後の枯れる様子などとして、がっかりしながらもレポートの内容を変更し、何とか、それなりの結果が残せるようにしたいと考えています。
2001年4月28日スタート
@バック2+新芽1 |
Aバック1+新芽2 |
Bバック1+新芽1 |
Cバック1+新芽1 |
Dバック1+新芽1 |
E極小苗1 |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
ミックスコンポスト |
ミックスコンポスト |
バーク単用 |
ミックスコンポスト |
バーク単用 |
ミックスコンポスト |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
| 通常の管理 | 腰水 | 腰水 | 腰水 | 通常の管理 | 腰水 |
上の写真のように、@〜Eの6株に分けることが出来ました。@ACEに使ったミックスコンポストは、すべて同じものです。日向土(軽石)・石灰石・ハイドロカルチャー・バーク(ネオソフロン)・ヤシガラチップ(ベラボン)・竹炭が混ぜてあります。BとDは、最近パフィオに良いと聞いたので、バーク単用です。
Bは、透明プラ鉢が足りなかったので、やや白みがかった鉢を使っています。Eについては、おまけで、このような小さな苗でも、うまく育つのかを調べようと思います。
何らかの結果が出るまで、枯れてしまわなければ良いんですが、なにぶんまだまだ初心者ですので、枯れてしまった場合はご容赦ください。
A、Cが、一応僕自身の自信の栽培法なんですが、どんな結果が出るかは楽しみです。
2001年5月29日 1ヶ月経過
| @ | A | B | C | D | E |
| ↓ | ↓ | ||||
植え替え、株分けから約1ヶ月。早くも、AとCで変化が現れてきました。Aでは、早速、鉢の側面に2本の新しい根の先端が見られました。また、Cでは、さらに新しい新芽が1つ出てきています。今回の株分け作業は、全体に、結構うまく行ったようで、すべての株について、いまだに、葉は、一枚も落ちていません。
2001年6月27日 2ヶ月経過
| @ | A | B | C | D | E |
| ↓ | ↓ | ↓ | |||
| ↓ | |||||
植え替えから、2ヶ月が経過。前回同様に、Aでは、二つの新しい根は、写真からわかるように、順調に伸びています。また、さらに、もう一つ、新しい根が、はちの側面に見られています。根は、かなり順調に、伸びているようですね。また、Cでも、今回、いよいよ鉢の側面に、新しい根の根冠を確認することが出来ました。かなり太く、しっかりした根が伸びてきているようです。Dでも、写真では、かなり見難いのですが、新しい根が鉢の周りを巻くように伸びているのを確認しました。
全体に、新芽の生長はそれほど見られていませんが、現在根の伸びが、確認できているので、もうすぐ、新芽の生長も現れてくるのではないでしょうか。
2001年7月9日 2ヶ月半経過
| @ | A | B | C | D | E |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| ↓ | ↓ | ||||
植え替えから2ヵ月半が経過。前回からは、2週間しか経っていません。気温も上がり、短期間ですが、かなりの成長が見られます。@で新しい根の先端が2ヶ所に見られました。Aでは、前回までの根は順調に伸び、加えて、さらに、新しい根が、2本伸びてきています。Bでは、根の伸びは確認できませんが、新芽がもう一つ出てきました。Eで、新しい根が、1本ですが、伸びてきているのが確認できます。
CとDの比較から分かるように、砂利植えでは、太い根がしっかり伸び、バーク植えでは、1本の根が長く伸びるようです。
Eのように、小さな苗でも、新しい根の伸びが確認できたことは、これからの苗の入手に、大きな期待が持てる結果ではないでしょうか。このような小さな苗でも、時期さえうまく合えば、栽培が可能であると言うことでしょう。
2001年7月26日 3ヶ月経過
| @ | A | B | C | D | E |
| ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ | |
| ↓ | ↓ | ||||
前回から大きな差はありませんが、Aでは、鉢から根が飛び出して伸びてくるなど、かなり生育に良い結果が現れています。A、Cに、大きな期待をしていたのですが、今回については、一応、期待通りの結果となっています。僕自身としては、大変満足なものでした。
まだまだ完全なものではなく、未熟ですので、いろんな方の多くの経験からの、ご意見をお待ちしています。よろしく御願いします。
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