特集  オリジナル交配 〜 チャレンジ

ある程度の株が揃ってくると、今度は、自分独自のオリジナルを求めていくことになります。原種の場合は、セルフ交配(同一個体での受粉)か、シブリング交配(2個体間での受粉)になりますが、原種の性質上、セルフ交配では、親と似た花を咲かせる場合が多いようです。ただし、これは、純血な個体の場合であり、アルバムなどで、親はアルバムだが、その子供はすべてが普通種になるという場合も少なくありません。また、シブリング交配では、お互いの親の良いところが受け継がれることを考えて交配するものですが、なかなかそううまく計算通りにはいきませんね。でも、シブリング苗のほうがセルフ苗に比べ、強い場合が多く、その後の生育など、随分良いようです。
今回は、まだまだ十分な親株がありませんが、自分独自の交配で楽しんでみようと思います。

Sample 1 = Paph.niveum'Y2' × Paph.niveum'Big Crystal' = 母木のドーサル幅広で良型+花粉親のビッグサイズ


Paph.niveum'Y2'
母木
×
Paph.niveum'Big Crystal'
花粉親

交配の手順=大変簡単です

花粉親の花粉 花粉親から花粉を取り出す 母木の柱頭 母木の柱頭につける

Sample 2 = Paph.bellatulum'Excelent' × Paph.bellatulum'H' = 母木のビッグサイズと花弁の厚さ+花粉親のフラットに開花


Paph.bellatulum'Excelent'
×
Paph.bellatulum'H'

交配の手順

花粉親の花粉 花粉親から花粉を取り出す 母木のリップを取り除く 母木の柱頭に花粉をつける

受粉後、子房が膨らんできます。その後、花が落ちますが、花茎が枯れてしまった場合は、失敗です。いくつかの書物などで、夏に落ちやすいとかいろいろ書かれていますが、僕の経験では、特にこだわらずとも、大抵の場合は、果実が実り、種子が出来ます。

Sample 3 = 果実が出来た状態(それぞれの交配名は秘密です)〜すべてセルフまたはシブリングです。

Sample 4 = 果実が裂開する様子
種類によって多少違いはありますが、大体10ヶ月で果実が熟し、裂開します。

果実が茶色くなったら裂開間近 種子はまるでホコリのように小さい

この後、苗を作るのに、無菌培養でフラスコにするか、鉢播きで、親株の鉢に播くかの方法がありますが、原種の場合、鉢巻きでは、今までに苗が取れたことが一度もありません。フラスコについては、大掛かりな器具が必要で、自分で行うには問題が大きいのですが、いくつか委託業者もあり、大抵の場合、一つの果実から、800ぐらいの苗が取れます。ただ、結構価格が高いので、慎重にしています。
無菌培養で、フラスコにする場合は、果実が熟してしまうより、約8ヶ月ぐらいの新鮮な状態で、行うほうが、その後の苗の生長も揃い、また、確実だと言うことでした。


メール

トップ

目次