Paph. micranthum   Report No.3

いよいよ第3弾の特集です。今回の特集では、@株の様子(LS) A葉裏の色素 B葉幅 Cシースの状態 と、 D花 の関係を調べてみました。ちょうど今シーズンに数株が咲き始めています。まだまだ数不足で、十分な検証はできませんが、これからの参考になれば幸いです。
ミクランサムは、シースの状態で、どんな花が咲くのか大体予測できるという情報を聞きました。今まで、一般に言われているように、☆葉幅が広い、☆LSが大きい、☆葉に丸みがあるというのはもちろんあてはまるのでしょうが、最近蘭園で販売されているミクランサムは、シースが出ているものが多く、このシースの状態でどんな花が咲くのかが予測ができることは、選別のしがいがあるというものではないでしょうか。また、これは、僕自身の経験なので、不確かですが、葉裏の色素が濃いものほど良個体であることが多いようです。また、ある蘭園では、新芽から栽培した株のほうが、より大きい花を咲かせるという情報を聞いたこともあります。
現在、入賞する個体の目安は、ペタル4cm以上がポイントになっているようです。
ただし、このミクランサムという原種は、地域変種が多い種ですので、産地も参考にされてはどうでしょう。

micranthum
var.albescens 'S'
micranthum'T1' micranthum'T2' micranthum
var. eburneum 'R1'
micranthum'Y1' micranthum'Y2'
かなり以前に、アルバムとして購入しました。大変小さな小苗でしたが、そのときには、葉裏に色素はありませんでした。ところが、株が成長するにつれて色素が出てきました。蕾にも、よく見ると斑点が見られます。ショック! ミクランサムの普通種の中でも、セレクトされたものです。
昨年春に、シースが出ましたが、蕾がシースの中でだめになってしまい、まだ花は見ていません。

ミクランサムの普通種の中でもセレクトされたものです。
昨年春にも開花し、このときはセルフで種付けをしました。



ミクランサムの変種の中でも、リップが白くなる変種です。花は普通種に比べ小さいです。この株は、葉裏の色素が濃いものをセレクトしました。


ミクランサムの普通種です。右の’Y2'と同じ産地で、花を比較するために、シースの細長いものをセレクトしました。




ある蘭園での情報を確かめようと、シースの幅の広い株をセレクトしました。いくつもの株の中で、この株は断然シース幅が広かったです。




蕾真丸期待大

蕾小さい


蕾小さい

蕾も細長い


まだ丸い

結構濃色か


小さいが蕾真丸期待大

ドーサルに濃い色素


ペタルに微かに色素

蕾やや丸い

蕾先がとがる

濃色かも?

ペタル細長くなりそう

蕾丸い

ペタル幅ありそう


濃色期待



リップに光沢あり



かなり濃色か?


リップ先が尖る

9分咲き

リップかなり濃色




リップの先に艶があり
先が尖る

ペタル、ドーサルともに幅広の整形花

リップ全体が濃色
整形花

全体に濃色
リップがやや丸い

ペタル幅広く濃色
リップの色がイマイチ

ペタルが反ってしまう
いたって普通の個体

リップがぺしゃんこ
奇妙な形

これだけの調査では、なかなか決め手がありませんが、上の写真にもあるように、今回、リップ全体が濃色になる個体や、色変りなど、結構楽しめました。シースからの報告はこれだけですが、今シーズンさらにいくつかのミクランサムが開花しています。ペタルがかなり濃色の個体などありますので、ぜひこちらも見てください。⇒Paph.micranthum


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