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 どこでも吹いている低風速で発電する軽量風力発電機
NEW POWER  

形      式    NP−30A
風  車  直  径   1000mm
回  転  制  御   上方偏向
定  格  出  力 30W@風速8m/s
最  大  出  力 33W@風速9m/s
起  動  風  速   2.0m/s
発 電 開 始 風 速   2.0m/s
耐   風   速     25m/s  
重       量   2.0kg
バッテリー電圧   DC 12V
取付支柱
(ユーザー手配)
内径19mm
1.5mm厚アルミ管

仕様および外観は改良のため予告なく変更することがあります。

  特長
1.超軽量で携帯容易(1〜2分で3つに分解できます)
  取付支柱(内径19mm 1.5mm厚 アルミ管)も含めて、軽量なシステム。
2.低風速域で高性能:流体力学的特性の優れた厚みのある風車翼形と、磁界解析に
  よる起動トルクの低い発電機の同時開発によって実現。
3.安全設計:万一、人が風車羽根に触れても、羽根が先に壊れ大事に至りません。
4.設置容易:風速10〜20m/sでも、1人で容易に設置、撤収できます。
5.太陽電池と組合わせ全天候形の電源になります。−−下記はオプションです。

  
WP−80型レギュレータ(風力33W・太陽光50Wまでの電力を同時に制御

  用途例
携帯電源:
  トランシーバー,ラジオ,テレビ
  ビデオカメラ,照明
・携帯電話機などの電池の充電
・非常電源
・教育・実験・研究用電源
・水ポンプ,エアーポンプ

 

 ニューパワー                        
  〒520-2341 滋賀県野洲市行畑 2-10-13   
             TEL/FAX:077-588-4405  
    URL  http://www.ex.biwa.ne.jp/~newpower/  
    e-mail  newpower@ex.biwa.ne.jp
        



                                                       
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風の性質とNP−30A設計の留意点
 風のエネルギーは風速の三乗に比例する。風速12m/s前後に設計された風力発電機を風速6m/s以下で使用すると、出力は風速12m/sの時の10%程度しか発電しない。
 また、誰もが風の強いことが印象に残るため、「ここは風の強い場所です」と言われますが、実際の平均風速が6m/sを越える所はめったにない。
 こういう事実から、NP−30Aは発生頻度の高い(吹いてる時間が長い)風速6m/s以下で発電量が多くなるように設計した。
 風力発電機の重要部である風車羽根は空力的にエネルギー変換効率が優れた、厚みのある翼型を採用している。比重の小さい強度のある材料の探求から、厚みがあるが軽量な風車羽根を実現できた。ほとんどのマイクロ風力発電機は、ただ湾曲した薄い翼型を使っているので、羽根の凹面で渦が発生しエネルギー変換効率が悪い。NP−30Aは安全を確保するため、万一回転する風車羽根に触れても先に羽根が壊れ大事に至らないように配慮している。耐風速は25m/sで、質量が小さいので日本の複雑地形による急激な風向、風速の変化に耐えられるよう設計している。風車羽根は、内径19mm、厚さ1.5mmの細いアルミ管で支えても振動しないよう念入りに動バランスをとっている。
 低風速で起動して速やかに加速して発電を始める。そのため、まず大切なことは風向追随性である。風車羽根はまず風向に直角に向かなければ、強い風でも起動しない。ヨーベアリング(垂直軸受)や尾翼の性能に左右される。NPー30Aは先ず風速約1.2m/sで敏感に風向変化に対応し風向に直角になる。そして風速2.0m/sになれば起動する。軽量な風車羽根のため、速やかに発電開始回転まで加速される。 
 発電機単体は起動トルクが小さくなるよう磁界解析を行い設計した。自社で風車羽根と発電機単体を同時開発しているのでマッチングが良い。


支柱の役割
 NP−30Aは細い薄肉の軽量の支柱で支えても振動しないよう設計し製造されている。風力発電機の軽量化とあいまって支柱の軽量化の成功は意義が大きい。携帯用風力発電機として利用するとき、その威力を発揮する。徒歩で山に風力発電機一式を担ぎ上げるとき軽量化された伸縮式の支柱は道中のデッドウエイトでなく、急斜面の登り降りの杖として重宝である。特許第4204661号

2008.12.5.更新

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