神社からのお知らせ



●新嘗祭(新穀感謝祭)を斎行しました


 11月25日、本年の新嘗祭を斎行しました。
 新春2月に一年間の農業を始めとする諸産業の成就を祈願する祈年祭
(きねんさい)を行いますが、それに対応して秋11月にその成就に感謝するのが新嘗祭(にいなめさい)です。神社において最も重要な祭儀のひとつとされています。
 古事記や日本書紀の神話の中で、天上の天照大神
(あまてらすおおみかみ)より皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)下された神勅(命令)の一つに「斎庭の稲穂の神勅」というものがあります。『大神の与えるこの稲穂によって、地上の国(日本)を富み栄えさせなさい』というものです。日本人が米作りを生活の基礎とすることの起源神話であると同時に、秋の収穫を神前に奉告し、祝い、感謝する「新嘗祭」を行う意義もここにあります。
 本年も氏子内の農家の皆様から献納戴いた初穂米を御神前にうず高く積み上げ、各農業組合長様にも御参列を戴き、厳粛に斎行させて戴きました。
 (令和3年11月29日)


●お火焚祭を斎行しました


 11月3日、恒例のお火焚祭を斎行しました。
 氏子崇敬者の皆様にはあらかじめ「御神木
(ごしんぎ)」の奉納をお願いしていました。御神前で起こし清めた忌火(いみび)によってこれらを焚上げることで、天下全てを清浄に祓い清めるとともに、皆様それぞれの願いが成就するようご祈念致しました。
 毎年11月3日は晴れの特異日とされていますが、今年も良い天候に恵まれました。近隣の方々には老若男女を問わず多数お参りいただき、火焚神事からその後の餅撒きまでお楽しみ戴けたことと思います。例年通り無事に執り納めさせて戴きました。
 (令和3年11月5日)


●秋季例大祭「郷社祭」を斎行しました


 10月1日、恒例の秋季例大祭を斎行しました。春季例大祭「日野祭」に対応する秋の大祭です。
 基本的に春の祭りは農業を始め諸産業の成就を祈願するもの、秋の祭りは実際に成就したことに感謝するものです。感謝のお祭りとしては11月下旬の新嘗祭(収穫感謝祭)の方を思い浮かべる方が多いかと思いますが、早秋の祭りは収穫作業を始める前に農作物がたわわに実ったということに対して感謝を申します。今でこそ既に稲刈り期の半ばですが、かつてはこれから収穫作業を始めるにあたっての節目であったともいえます。事前に刈り取っておいた初穂を御神前にお供えして例年通り斎行させて戴きました。
 また、この祭儀には「郷社祭」との名が付いています。元々当社は氏子区域以外に、旧蒲生郡内で綿向山を見霽かす広い地域より信仰されてきました。明治初期に郷社(後に県社)という社格に列し、その地域の一部に当たる四十二の村々の氏神を総ねる神社とされたことから、秋季例大祭に合わせて郷内の各字の御代表をもお招きする「郷社祭」として斎行してきました。社格制度は戦後なくなりましたが、この祭典の名称にその名残が残っています。本年もコロナ禍中に関わらず、例年と変わる事無くお参り戴き無事納めることができました。
 (令和3年10月4日)


●本年の「七五三まいり」受け入れについて


  七五三まいりのお歳を迎えられるお子様・ご家族様、おめでとうございます。当社では10月中旬から11月下旬にかけて『七五三まいり』のご祈祷を受け付けています。
 コロナ禍の収まらない現状から、一度に拝殿にお上がり戴く人数を「2家族様」に限定し、密にならないよう注意しながら受け入れを致します。
 基本的に予約制です。直前でも結構ですのでご一報戴いてからお詣り下さい。
 (令和3年8月1日)


●夏越の大祓式を斎行しました


 6月30日午後8時より、恒例の夏越の大祓
(なごしのおおはらえ)を斎行しました。
 我々が日常生活の中で知らず知らずのうちに犯してきた罪や穢れを半年に一度祓い清める厳重なお祓いの儀式で、平安時代から一千年以上もの間変わる事無く、宮中を始め全国の神社で行われています。特に6月の大祓は「夏越しの大祓
(なごしのおおはらえ)」と呼ばれます。古来より夏に疫病が流行するのは悪霊の仕業と考えられてきました。そこで大祓で罪や穢れをなくすことによって疫病をなす悪霊に付け入る隙を与えない、すなわち元気に夏を越すための大祓という意味です。
 そのような意味合いから、本年も昨年に続き新型コロナウイルス鎮静の祈願を含めて厳重に斎行させて頂きました。斎行のおしるしとして、氏子皆様には町内会を通じて「疫病消除大祓御符」を頒布(無料)させて頂きましたので、玄関先にお祀りいただきコロナ退散の祈りと戒めとして頂けたらと思います。
 加えて、当社の大祓(6月・12月とも)には、拝殿の周囲に氏子各町からの献灯を頂いています。これは江戸時代中期の宝暦6年(1756)に日野市街の大半を焼き尽くした所謂「宝暦の大火」の教訓として、被害に遭われた各町から火伏せの祈りを込めて奉納されていると言われています。
 疫病の流行と火災、どちらもひとたび起これば人の力だけでは簡単に鎮めることの難しい災厄です。これらの災厄から出来るだけ逃れ、平穏な生活を送ることができるようご祈念致しました。
 (令和3年7月6日)


●令和3年の春季例大祭(日野祭)を斎行しました


 本年の春季例大祭(日野祭)は5月2日の宵祭、3日の本祭、4日の後宴祭ともに目出度くお仕え致しました。
 昨年に続いて新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐために、大神様が神社からお出ましにならない「居祭り」の形での斎行となりました。神輿や神子の渡御や曳山巡行など神社境内の外で行う行事を取りやめ、祭典は例年通り厳粛にご奉修申しました。
 ただし本年は、技術や心意気を継承することを目的として有志による奉納行事等も執り行いました。2日の西之宮神社での宵祭りでは、西之宮町の氏子有志により榊に御神霊をお遷しして行列を仕立て西之宮町内を一周されました。また、西之宮神社内で祭囃子を奉納されるなど例年とは異なる賑わいとなりました。3日の本祭では、神輿一基を飾り付け鳥居前に奉安すると共に、周囲で祭り囃子を奏し大神様に奉納としました。また、各町内の曳山蔵周辺でも囃子等行われた町内もありました。4日は伊勢大神楽の奉納が例年通り行われました。
 (令和3年5月8日)
   
(左)飾り付けて奉安された神輿 (右)絵馬殿にて祭囃子を奉納する


●嶽祭り(綿向山頂の大嵩神社例祭)を斎行しました


 毎年4月20日に綿向山頂(標高1,110m)に祀る大嵩神社(おおだけじんじゃ)まで登って執り行う「嶽祭り
(だけまつり)」を例年通り斎行しました。当日は数年に一度の好天に恵まれ、麓の佐久奈度神社にての入山祓えに約40名、山頂の祭典に同約55名の有志の方々にご参列を戴きました。
 (令和3年4月20日)


●令和3年の春季例大祭(日野祭)の斎行について


 未だ新型コロナウイルス感染症が終息せずワクチンも行き渡っていない中で、不特定多数による密集・密接が避けられないことから、昨年に引き続き本年も、神稚児巡幸・神輿渡御・曳山巡行を見合わせる事と決定しました。御神前への各祭典は古式に則り斎行します。また神社境内にて氏子有志による奉納行事が予定されています。
 (令和3年4月3日)


●祭礼渡御絵図の大絵馬保存伝承事業が完工しました

 絵馬殿に掲げられている「祭礼渡御図大絵馬」(県指定民俗文化財)は、奉納されてから200年が経ち彩色の剥落が進んでいました。日野祭斎行850年記念事業として、大絵馬の保存伝承を目的に、大阪千里の国立民族学博物館にて彩色の剥落止め処理を行っておりましたが、このたび2年間に亘る作業が終了し元の場所に掲げられました。
 本事業にご協力下さいました方々、誠に有り難うございました。
 (令和3年3月15日)
   
祭礼渡御図大絵馬(横4.2m×高さ2m、重さ300㎏程あります)