竹炭づくり(1)2002,11,30
これまで私たちは「昆虫の森づくり」事業の中で、毎年クヌギの苗木を購入し、鎮守の森に植樹してきました。最初に植えたクヌギは、既に3m近く生長して実を落とすまでになっています。
しかし、ただ植樹して木を育てるだけではなく、その木が落とした実から木に育てることを、子どもたちにぜひ学んで欲しいとの思いから、ドングリを植えて苗木を育てることにしました。
今回苗木を育てるにあったって、条件の良い竹林を借用し、その一部を伐採して場所を確保することになりました。
そこで伐採した竹を有効利用しようと、竹炭づくりに挑戦することにしました。
参考にさせて頂いたのは、ホームページたけのこ(簡易炭化炉による製炭法テキスト)のドラム缶窯です。事務局の堀さんが、実にわかりやすく親切丁寧に書かれています。興味のある方は一度ご覧下さい。分からないことには、相談にのっていただけるようです。
炭焼きに関して素人の私たちが、テキストだけに頼ってできるはずもありません。
今回は、地元近江八幡(南津田)で本格的な竹炭づくりを研究されているグループの方にご指導をお願いしました。
(竹の準備 作業手順)
1,竹切り
ドングリを植える場所を確保するため、竹を伐採します
2,枝(笹の葉)払い、切断
切った竹の枝を払い、長さ80cmにそろえます
3,竹割り
特製の竹割り器で4つや6つに割ります(市販のものは鋳物でこわれやすいとのことで、職人さんに作っていただきました)
4,節とり
竹の内側にある節(フシ)をナタでとり、荒縄で束にします
5,乾燥
約1ヶ月間自然乾燥させます
これと平行してドラム缶窯を据え付けます。
ドラム缶窯の加工も、もちろん素人ではできないため職人さんにおねがいしました。
まさに設計図どおり。お見事!
これに恥じない立派な竹炭が焼けますように!
この事業は競艇の交付金による日本財団の助成を受けて実施しています