竹炭づくり(2)2002,12,28〜29
立派な?ドラム缶窯ができたところで、1月の炭焼きに先駆けてまずは予行演習をすることになりました。暮れの忙しい最中に家族から後ろめたさを感じながら・・・。
窯が雨に打たれないように、トタンで周りを囲った後、いよいよドラム缶に約1ヶ月間干した竹をビッシリと一杯になるまで入れます。
蓋をして土を一杯かぶせます。このとき空気が隙間から漏れないようにするのが大切です。
さて、いよいよ火をいれます。大工さんに分けてもらった建築木材の切れ端が燃料です。
火を入れるとき、もちろん消防署への届けも済ませています。
煙の色を見ながらドンドン燃料を入れます。煙突の先には、竹酢液が採れるよう竹の枝を詰めて、漏斗を下で受けています。
約6時間燃やし続け、煙突の先から出る煙が透明になった頃を見計らって窯に蓋をして、残ったおきだけの熱で中のガスが抜けるのを待ちます。
それから約30分後、煙突もしっかりと蓋をして、空気が入らないように十分密閉します。そしてこのまま丸1日炭になるのを待ちます。
ここまでの間、漏斗で受けた竹酢液は、紙コップ7杯に及びました。
最初の1杯は殆ど水っぽいもので、最後の方は真っ黒なタールが底に溜まります。竹酢液として利用できるのは2〜5杯目くらいまででしょうか?ろ紙でこして約500mlくらいありました。これは草花の消毒や、皮膚病(水虫など)に効くとも言われています。
炭焼きには、竹炭の他にもこんな副産物がありました。
炭焼きと平行して、竹を切った後にドングリを植える準備です。頑丈な竹の根っこを掘り起こすのは一苦労です。上の写真手前が掘り起こした竹の根っこです。
この活動を聞いたという方から、ドングリの苗木を6本いただきました。早速ここに植えさせていただきました。どうもありがとうございました。