1月~4月 5月~8月 9月~12月 年間祭儀一覧

    主要祭儀・行事 (9月~12月)


10月1日 午前10時30分
 
 秋の大祭で、刈り取った初穂を供え感謝の御礼を申します。また、當神社は周辺の四十二郷(字)を守護する郷社と位置づけられていたことに因み、その地域の安全を祈る郷社祭をも併せて執り行っています。



10月18日 午前7時
   江戸時代初期の元和5年(西暦1619年)、綿向大神のお鎮まりになる綿向山の入り会い権について争論が起こり、その正邪を正し解決するために、争う東西各9ヶ村の代表者による鉄火裁判が當神社御神前で行われました。

 鉄火裁判とは古代からの神判の一つで、焼き赤めた斧を素手でつかみ御神前まで持ち進められるか否かで、決する裁判のことです。この時東9ヶ村の代表であった音羽村の喜助という人が、鉄火を握り御神前まで無事進み行き、その大役を果たして勝つことが出来ました。此れは正邪を正しく判断下された綿向大神のお蔭と、それより後、毎年裁判が行われた日時に御礼のお参りが続けられ、この祭儀を鉄火祭と申します。
 
 400年近く経った現在でも喜助の子孫の音羽家よりお参りされ、その歴史と祖先の心を伝えておられることは、誠に尊きことと感銘致しながらお仕えしております。



11月3日 午後2時
      神道護摩 餅撒き 
 
 境内に割り木を左右一対井型に組み、氏子崇敬者からの祈願の御神木をお焚き上げしてその成就を祈る神道護摩の祭事です。古くからの火焼之祝詞(ほたきののっと)が伝わり、そこには「罪と厄難を祓い清めるには、先ず好むべき直心と福饒を焼き払え」と、また「直心や幸福を焼き払えば、自ずと罪咎と厄難は消え失せる。良き事、悪しき事の全てを焼き払えば、何もこだわることが無くなり清々しきものとなり、平穏にも幸福にもなることが出来る」と説いています。
 以前は12月の初旬に行われていた、世の中の全てを清め祓う神事です。



11月25日 午前10時30分
 
 新穀感謝祭ともいわれ、その年の収穫に感謝し御礼を申すお祭りです。収穫した新米でお酒を醸し、またお餅などに加工し、海川山野の幸もお供え、一年間産業経済の発展にも感謝します。

 お供えしたお下がりの新穀を戴くことによって、神様の新しい御神威を蒙り意味があります。 



12月5日 午後2時
 
 境内の玉影社と申すお社には代々の宮司や神社への功労者の御霊、また氏子地域の西南の役、戊申の役から第一次大戦、先の大戦までの間の英霊がお祀りされています。これらの御霊をお祭りしお慰めする祭事です。 



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