フランスお菓子研修…　　　　パート１
　　　　　念願のフランス研修に参加して
　　　　飛行機は私の夢をのせ一路パリへ

　お菓子作りを始めた頃から、いつか本場のフランスでお菓子作りを学びたい！そんな長年の夢をやっと叶えることが出来ました。昨年の１０月２８日から１１月４日までの８日間、パリお菓子研修旅行に参加してきました。この研修には、日本各地からお菓子作りが大好きな皆さん８名が参加、成田発の直行便で一路パリへ。飛行時間は１２時間、時差は８時間、パリの気温は日本の１２月頃と同じでしたが、思っていたほど寒くはありませんでした。

　　　エコール・ド・リッツ・エスコフィエの
　　胸ワクワク…　ちょっぴり緊張の研修へ　　

パリ到着後専用バスで宿泊先のホテルへ直行。少々時差ボケが残る中、翌日からあこがれの「エコール・ド・リッツ・エスコフィエ」でお菓子作りの研修が始まりました。授業は、連日シェフの指導のもと９時から１３時まで休憩なしでケーキ作りです。ケーキ作りでは、シェフからのアドバイスをパリ在住の日本女性が同時通訳、また矢継ぎ早の指導と合わせ複数のケーキ作りを同時進行、参加者も緊張でドキドキの連続でした。とは言え、シェフから十数種類のお菓子を教えていだくことが出来ました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パート２
　　　　　　パリのお店や観光地も訪ねて
　　　　　　　　　　　　　　　　　文化や歴史も研修

　午後は社会勉強を兼ねパリ市内の有名なパティスリー、ショコラティエ、食材店、製菓道具、器材店等をメトロ（地下鉄）やバスを使って歩き回りました。訪れるお店の中は、ところ狭しと並ぶショーケースのケーキやチョコレート菓子がどれもこれも綺麗な仕上がりで、とってもおいしそうでした。
　今、話題のマカロンはフランスが本場、さすが種類も段違いに多く驚きの連続でした。お菓子作り大好きの参加者はもちろん食べることも大好き、みんなで色々な種類を買い求めてホテルへ持ち帰り、小さく切り分けて食べあったことも楽しい思い出です。また、パリ市内の観光地訪問では、凱旋門、エッフェル塔、モンマルト、ノートルダム寺院、シャンゼリゼ通り、そして有名な朝市と、今までテレビや雑誌の中だけの情報だったフランスの文化や社会を自分の目で直接見せていただくなんて、本当に夢のような時間でした。今回の研修旅行はかなりハードなスケジュールでしたが、参加された方々の気さくな人柄もあってとっても楽しい研修旅行をさせていただきました。またいつか、出来れば読者の皆さんと一緒にフランスを訪れることが出来ればいいですね

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パート３
　　　　フランス研修・もう一つの思い出
　　　　家庭料理｢母から娘へ｣の味に出会って

　今回のフランス研修では、フランス人家庭を訪問し「家庭料理」を教えていただいたナディーヌ・ヴォジェルさんも忘れられません。訪問の夜、玄関先で丁寧な日本語で一人一人の名前を呼んで迎えていただき、フランスの母から娘へ伝える料理の数々を自筆の日本語のレシピと一生懸命の日本語で教えていただきました。日本でも本を出されるなど、７２歳とは思えないはつらつとした生き方や研究熱心さは本当に驚きで、料理の味同様心に残る貴重な思い出となりました。