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東近江市の隣の愛荘町にコレジオ・サンタナ学園があります。
この学園は15年ほど前に東近江市や近隣の市町で働くブラジル人の子弟を預かる施設として東近江市の建設会社のオーナーさんなどのお世話により立ち上がった学童保育所的な存在です。
現在、幼児から高校生まで約80人の子供たちがこの学園で学んでいます。
古いプレハブ倉庫を改造して教室や育児室にしている為に施設も老朽化しており、夏は蒸し風呂の様に暑く冬は厳寒の様に寒い劣悪な教育環境です。
学園から「何とかエアコンを設置して欲しい」との申し出があり、当クラブで協議した結果、ロータリー財団地区補助金を活用して484050円の予算で計画を立てました。
6月13日に国際ロータリー第2650地区財団補助金委員長から2000ドルの交付決定を頂き、7月に入り直ちに計画を推し進めることにしました。
補助金は減額されましたが計画を縮小することなく実行すると共に、当クラブ独自でもう1台を追加設置することにしました。
7月18日、地元の村西俊雄愛荘町長を来賓にお招きして贈呈式、通電式を行いました。
贈呈内容及び主旨は下記の通りです。
1、 エアコン3台+1台(1台はクラブ単独)
2、 カーテン1組
3、 消火器1台 |
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● 滋賀県愛荘町の広報紙「広報あいしょう9月号」に掲載されました。
→ 広報あいしょう9月号を開く <PDFファイル/Adobe Reader が必要です>
主旨
日本経済や日本社会の活性化の力になろうと遠くブラジルから数多くの日系ブラジル人が来日されています。
その方々の子弟は日本で生活し学んで成長していきます。「コレジオ・サンタナ学園」は幼稚園児から高校生までの子供達を支えてきました。
しかし、現行法ではこの様な学園を支援する国内法はなく、運営は一部の人達の寄付によって行われています。
夏は蒸し風呂の様に暑く、冬は厳寒の様に寒い劣悪な教育環境にもめげずただひたすら学ぶ子供たちに、手を差し伸べて「人の優しさ」を伝えることにより、子供たちに夢と希望を与えることが出来ると共に、私達もその気持ちを共にすることが出来ると思います。
「人の優しさ」を学んだ子供たちはいつか祖国に帰りきっとこのことを伝えてくれると思います。
世界が一つになる小さなきっかけになれば幸いです。 |
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